医療脱毛について
毛に含まれるメラニン組織(黒い色)にレーザーの光を吸収させ毛の組織を破壊する減毛方法です。
毛の成長サイクル(毛周期)に応じて繰り返し治療を行い少しずつ毛の量を減らします。
治療が完了するまでの必要回数は毛の太さや皮膚の色・脱毛する部位や個人の体質など様々なことが関係します。
多くの場合 1 - 3 カ月おきに 4 - 5 回ほどの治療を行います。
毛の成長サイクル
私たちの体毛は、「毛周期」という一定のサイクルで生えたり抜け落ちたりしています。
毛周期には【成長期】【 退行期】【 休止期】の3段階があり、レーザーが成長期の毛に反応することで効果的に脱毛できます。
スプレンダーX を用いた脱毛
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オールマイティ
1回で2種類の波長(アレキサンドライト 755nmとNd:YAG 1064nm)を連続して照射します。
アレキサンドライト 755nm
肌の浅層~中層にエネルギーを与えます。
産毛、軟毛、中程度の毛、色調の明るい部位に適します。Nd:YAG 1064nm
より深くまでエネルギーが到達します。太い毛、剛毛、色調の黒い部位に適します。
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スピーディー
世界初 大口径のスクエアスポットを搭載しました。
スピーディー・効率的かつリスクを軽減できます。 -
快適
クーリング機能により、痛みを緩和します。吸煙装置で煙とニオイも軽減。
治療前 ~ 治療期間中に守っていただきたいこと
- 日焼けで皮膚の色が濃くなるとヤケドのリスクが高まります。また、毛にとって十分なレーザーの強さで治療ができないため、治療回数が多くなってしまう場合があります。
治療前~治療期間中は日焼け止めクリームを塗るなどして、日焼け予防を徹底してください。 - 毛根に毛がない状態では照射しても効果がありません。毛の処理をする際は、抜かずにシェーバーなどで処理をしてください。
- 治療期間中は皮膚が乾燥しやすくなりますので、十分に保湿してください。
治療方法
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皮膚の状態、毛の色や太さなどからレーザーの強度を決めます。
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レーザーの光から眼を保護するためのアイシールドを装着します。
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数発のレーザーを照射し、皮膚・毛の反応を確認して、
問題がなければ全体の照射を行います。※レーザー光が皮膚に照射されると少しチクッとした感覚があります。
※ 毛の太さ、毛の色、皮膚の色、痛みに対する個々の耐性によって感じ方が異なりますが、 ほとんどの方が我慢できる程度です。 -
レーザーの照射が終了した後は、皮膚表面をクーリングし、
必要に応じ塗り薬を塗布します。※医師の判断により、数日間、塗り薬を使用することがあります。
治療中の毛の変化
医療脱毛を始めると、毛は徐々に細くなり、毛の生えるスピードも遅くなっていきます。
また、均等に毛が減るのではなく、まばらに生えなくなっていく場合があります。
逆に、抜けが悪いエリアがはっきりすることもありますが、複数回治療を行なっていくと全体に毛が減ってきます。
医療脱毛が行えない方
- 光線アレルギー、光に対して過敏反応を起こす方
- 過度の日焼けをしている方
- 皮膚がんの方(皮膚がんの既往歴又は治療部位に前がん病変がある方を含む)
- タトゥーの部位
- 皮膚の炎症やの擦過傷など傷のある部位
- 妊娠・授乳中の方(妊娠の可能性がある場合も含む)
飲み薬や塗り薬を使用される場合は治療前に必ずお伝えください。
起こり得る副作用
短期的な
副作用
- 火傷
- 内出血
- 皮膚の赤み・ほてり
- 毛穴の赤み
- 毛穴の炎症(毛嚢炎)
長期的な
副作用
- 黒ずみが出る(色素沈着)
- 皮膚の色が抜ける(色素脱失)
- 傷痕が残る(瘢痕化)
- 毛が太くなる(硬毛化)